どこで受審する?

正式な級位や段位を取得するためには、 日本けん玉協会の認定指導員に審査してもらう必要があります。 お住まいの近くにけん玉教室が開かれていれば、 通常、教室の最後に希望者に対して認定試験が行われますので、 そこで受審するのがベストです。 習い事として本格的な指導を行う一部の教室を除いて、 ほとんどの場合、参加費は無料か、場所代(市民会館など)を参加者で分け合う程度だと思います。 受審料もほとんど無料だと思います。 けん玉が大好きな人が、多くの人にけん玉の楽しさを知ってもらいたいと思って やっているだけですので(このHPと同じ趣旨)、 気軽に参加されると良いと思います。 子供からお年寄りまで、初心者から有段者まで 幅広い層が参加されている教室が多いと思います。 お近くでけん玉教室が開かれているかは、 web上で検索するほか、 日本けん玉協会 に直接問い合わせてもいいです。 協会への入会を勧められるかもしれませんが(年会費が発生します)、 初段の試験までは入会しなくても受審できます。 また、各種の競技会のあとに昇級・昇段審査会が行われる場合もあります。

審査の進め方

「OOさんのOOの試験を始めます。」「よろしくお願いします。」のような やりとりが済んだら、 審判の「とめけん、1回目。始め!」などの発声の後、試技を行います。 級位試験の場合は、数名の試験を同時に行う場合もあります。 進行および記録は審判が行いますから、競技者は試技に集中しましょう。 審判の発声の後、あわてて始めなくても良いです。 糸のねじれをしっかり取って、呼吸を整え、自分の間合いで始めましょう。 なお、審判は「リラックスして」とか「普段通りに」といった、 一般的な助言はしてもよいことになっていますが、 技に直結する具体的な助言は禁じられています。 (もちろん、反則になりそうな場合に注意することはあります。) 審査委員席が真正面にあるとやりにくい場合は、 審判の許可を得て、角度を変えさせてもらいましょう。 「ふりけん」のように前にふり出す技では、 背景の見やすさが技の成功率に直結します。

合格すると

級や準初段の場合、合格するとその場でA5サイズの認定証がもらえます。

級の認定証

1級の場合、もしかめの回数も認定証の余白に書いてもらうと良いでしょう。 もちろん、教室の会員カードなどでもよいです。 いずれにせよ100回以上の記録がでたら準初段以上の審査に使えますので、 認定の証拠を記録してもらいましょう。

段位の認定証はけん玉協会から発行されます。 会員にならないと発行してもらえませんので、 初段に合格したら入会手続きを同時に行う必要があります。 審査に合格すると審判から審査結果が書き込まれた「受審申込書」が渡されます(A4 1枚)。 これに住所等の必要事項を書き加えてから、けん玉協会にFAXします。 (教室の主催者からFAXしてくれるところもあると思います。) また、年会費と認定料をゆうちょ銀行備付の払込取扱票(青色)で払込みます。 (郵便局に行かないといけないので、正直、面倒です。)

振込用紙

生年月日は必須です。 電話番号またはE-mailアドレスは不備があった場合の連絡のため、 書いておきましょう。 FAXを送っても、お金を振り込んでも、協会からはレスポンスはありませんので (少なくとも私のときは)、 メールで確認された方が良いと思います (メールへのレスポンスは良かったです)。 しばらくすると会員証が、さらにしばらくすると立派な認定証が送られてくると思います。 二段以上の審査は、会員証がないと受審できません。

会員証と認定証

年会費は成人部が5,000円、中学生以下の少年部が2,000円です。 段位認定料は、初段4,000円(少年部1,500円)、二段6,000円(1,500円)、 三段8,000円(2,000円)、四段10,000円(2,500円)、 五段20,000円(5,000円)、六段30,000円だったと思いますが、 最新の情報を確かめていただいた方が良いと思います。 (少なくとも本文を書いている2013年時点で、 日本けん玉協会のHPには段位認定料のことは どういうわけか書かれていません。 審判員に聞くか、協会に問い合わせてください。) 余談ですが、高校生から大人扱いされて年会費等が跳ね上がりますが、 6段の受審資格は20歳からです。 矛盾を感じます。 (高校進学後、高い年会費を払って会員であり続けるだけの魅力が感じられずに 退会する会員も多いのではないかと心配です。 私見ですが、未成年の間は会費も少年部扱いでよいのではないかと思います。)

受審の間隔

一日で受審できる回数は一回です。 級位は翌日から再受審可能ですが、 段位に合格した場合には次の段位の受審まで一か月以上の間隔が必要です。 (何のためにこんなルールがあるのかわかりませんが。) 月一回で決められた曜日に行われているけん玉教室では、 間隔が4週間になる場合が多いと思いますが、 一か月に満たないためアウトです。 (せめて、規則を一か月から四週間に変更してくれるだけでも、 喜ぶ人は多いと思うのですが。) けん玉協会に日付が登録されますので、厳格にルールが適用されます。 (教室主催者が融通の利く方である場合には、 受審日の日付を少しごまかしてくれるかもしれません。)

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