もしかめ

動画: JKA  Youtube

皿グリップ でけんを持ち、 大皿に乗せた玉を中皿へ、次に中皿から大皿へ、また大皿から中皿へと 一連の動作をひたすら繰り返す技です。 元々、童謡「うさぎとかめ」の「もしもし亀よ〜」に合わせて行っていたことが語源です。 最初は、手で大皿に乗せていいです。 数え方は、最初に玉を大皿に乗せてから、 中皿に移動して1回、大皿にもどして2回、中皿に移動して3回…と数えます。 一級から四段の審査で登場しますが、いずれの場合も 一分間135回以上の速さで行うことが求められます。 一回、一回、膝を大きく使っていたら絶対に間に合いません。 (「うさぎとかめ」を普通に唄った場合より少し速いです。) 一級で50回、準初段で100回、初段で200回、二段で300回、三段で500回、四段で1000回 の規定回数以上が必要となります。 やっているうちに糸がもつれるかもしれませんが、 この技に限り「糸なしけん玉」の使用が認められていますので、 審査に臨む場合は糸をはずしたけん玉を用意しておくと良いでしょう。

この技に関しては、とにかく練習して回数を伸ばしていくしかないと思いますが、 安定して続けられる自分に合ったグリップやスタンスを見つけることが有効だと思います。 膝は、リズムを取る感じで小刻みに使うと良いですが、 無理に使おうとしなくても良いと思います。

もしかめ選手権

毎年、11月頃 「全日本けん玉道もしかめ選手権大会」が 全国各地の会場に分かれて行われています。 優勝者は、8時間落とすことなく(=休むことなく)続けます。 (医学的見地より、8時間で打ち切りのルール。) 例えば、塚口五段のHPを見ると、 大会にかける選手の熱い思いが伝わってきます。

"kendama"で動画検索をするとわかりますが、 けん玉は外国人にも楽しまれており、 Youtubeなどに外国人の演技が数多くアップロードされています。 しかし、もしかめ競争に限って言えば、非常に日本的な感じがします。

inserted by FC2 system